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GSK スイスのワクチン開発会社Okairosを2億5000万ユーロで買収

公開日時 2013/06/04 05:00

グラクソ・スミスクライン(GSK)は5月29日、スイスのワクチン開発会社・Okairos AG(本社:バーゼル、Riccardo Cortese最高経営責任者)を2億5000万ユーロ(約3億2500万ドル)で買収すると発表した。GSKのワクチン事業強化のため、Okairosが開発中の初期技術を取り込み、次世代ワクチン開発に取り組む考え。

Okairosは遺伝子を組み込んだ不活性化アデノウイルスベクターを用いてT細胞による免疫活性化を図る予防・治療ワクチンを開発している。これまで製品化したものはないが、マラリアワクチン、C型肝炎予防ワクチン、C型肝炎治療ワクチンがフェーズ2段階にあるほか、HIVワクチン、RSウイルスワクチンがフェーズ1、そのほかにはエボラウイルス、インフルエンザウイルス、肺結核、がん治療などのワクチンが前臨床段階にある。

Okairos AGのRiccardo Cortese最高経営責任者は後に米メルクの傘下入りしたウイルス疾患とがんの新薬研究開発企業・Istituto di Ricerche di Biologia Molecolare(IRBM、本社:イタリア・ポメーツィア)の創設者。Merckグループ入り後のIRBMは、C型肝炎ウイルスのプロテアーゼやポリメラーゼの作用機序解明や世界初のHIVインテグラーゼ阻害薬・アイセントレスの開発で主導的な役割を果たしてきた。Okairos AGはRiccardo Cortese氏らのチームが07年にメルクからスピンアウトして設立。バーゼルの本社以外にイタリアのローマとナポリに研究所を設置している。

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