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NICE最終ガイダンス案 AMD治療薬アフリベルセプトを推奨

公開日時 2013/06/07 05:00

英国立医療機能評価機構(NICE)は5月31日、独バイエルの浸潤型加齢黄斑変性症(AMD)治療薬Eylea(アフリベルセプト)について、NHS(英国民保健サービス)での使用を推奨する最終ガイダンス案を発表した。

同ガイダンス案では、アフリベルセプトが2012年5月に公表された、既存のAMD治療薬ラニビズマブの推奨ガイダンスに従って使用される場合、かつ、当該製薬企業が英保健省(DOH)と患者アクセススキームに合意してNHSに供給する場合にAMD治療薬のオプションとして推奨するとした。

NICEのAndrew Dillon事務総長は、「浸潤型AMDは、患者の日々の生活に大きな影響を与えるので、NICEは、最終ガイダンスで、治療オプションとして、この薬剤を喜んで推奨する。NICEの独立評価委員会は、パブリックコンサルテーションなしで、直接最終ガイダンスに行けると結論付けたので、患者へのアクセスが早まるだろう」とコメントした。

アフリベルセプトは、VEGF(血管内皮細胞増殖因子阻害剤)受容体阻害剤。英国では、成人の浸潤型AMDの適応で販売承認されている。同剤の薬価は、40mg/ml注射液が100マイクロリッターあたり816ポンド(付加価値税除く、英国ナショナルフォーミュラリー52版)。

評価委員会は、アフリベルセプトおよびラニビズマブの薬価、割引価格などに基づいて、両剤を比較したICER(増分費用対効果)を試算、結論として、トータルコストとQALY(質調整生存年)は両剤の差異は小さいとしたが、ラニビズマブが使用されているため、アフリベルセプトをNHSのリソースを使用するには費用対効果があるとした。

NICEは関係者の意見を聴いたうえで、今年8月に最終ガイダンスを決定する。

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