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第一三共 細胞培養型インフルワクチンを承認申請 武田、化血研に続き3社目 

公開日時 2013/06/20 05:02

第一三共は6月19日、同社グループ会社の北里第一三共ワクチンが細胞培養法を用いて製造する新型インフルエンザワクチンを承認申請したと発表した。国が進める新型インフルエンザパンデミック対策の交付事業で開発された細胞培養ワクチンで、この事業での申請は3社目となる。なお、武田薬品は5月の薬食審で承認了承を得ており、その他、化血研は3月に申請済み。

 

第一三共と第一三共ワクチンは、「公募事業に採択された責任と務めを全うすべく、新型インフルエンザの発生・流行時に必要なワクチンを迅速に生産し、十分な量を安定供給していくよう努める」とコメントしている。細胞培養法によるワクチンの製造では、1年半~2年の製造期間を要する鶏卵培養法と比べ、約半年に短縮させることが可能。国は、流行ウイルス株の確認から半年以内に全国民分のワクチンを製造する体制構築を目指し、助成金の交付事業を進めている。

 

事業計画によると、化血研と北里第一三共ワクチンが4000万人分以上、武田薬品は2500万人分以上を生産し、当初交付を受けていた阪大微研も2500万人分以上の生産を計画していた。計1億3000万人分の生産が可能となる見込みだったが、昨年11月に阪大微研が助成金を全額返納のうえ開発を中止したため、国は新たに公募を行い、現在審査中の段階にある。

 

なお、3社のワクチンはタイプが異なり、武田薬品が製造予定のワクチンのみ、予測困難な新型インフルエンザウイルスの亜型や株に応じて変更可能なプロトタイプワクチンとなっている。国によると、将来的には全社のワクチンがこのタイプに統一される見込み。

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