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テバが開発中の多発性硬化症治療薬 武田が承認申請を予定

公開日時 2013/12/05 03:51

武田薬品とテバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッド(本社イスラエル)は12月4日、テバが保有する多発性硬化症の注射剤であるグラチラマー酢酸塩(一般名、海外製品名コパキソン)について、武田薬品が日本で製品化するライセンス契約を2013年前半に締結したと発表した。開発は引き続きテバが行い、承認申請は武田薬品が行う。契約の公表時期についてテバは「申請の目途がついたため」と説明している。具体的な申請予定の時期は開示していない。

武田薬品は中枢神経系(CNS)を重点領域のひとつに位置づけており、多発性硬化症の世界的な標準薬である同薬を手掛けることで、アンメットニーズの高いCNS疾患の医療に貢献できるとしている。販売は武田薬品が行う予定だが、製造も含めた契約の詳細については調整中という。

グラチラマー酢酸塩は09年3月に希少疾病用医薬品に指定され、テバが厚労省から未承認薬として開発要請を受けていた。世界的には欧米など55か国で再発寛解型多発性硬化症の標準治療薬として使用されており、12年のテバグローバルでの売上は39億9600万ドル。

多発性硬化症は、CNSの自己免疫疾患。日本での推定患者数は1万6000人で増加傾向にある。一般的な症状は視覚・眼球運動異常、感覚異常、筋力低下、痙縮、排尿不全、認知機能障害などで、多発性硬化症患者の8割が同薬の適応となる再発寛解型(再発と寛解を繰り返すタイプ)に該当する。 

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