いくつかの民間調査機関の調べによれば、昨年末までに州主導のExchageサイトからオバマケアの医療保険に加入した約200万人の大半は、今回の登録段階に何らかの医療保険に加入していた人々で、無保険者からの春期加入組は相対的に少数派だという。

たとえばマッキンゼーの調査によれば、調査対象となった4563人のうち、今回のオバマケア登録以前に無保険であった者は全体の11％であった。

保険会社HealthMarkets Inc.は、オンラインサイトHealthExchangeから同社の医療保険を購入した7500人のうち、15％はこれまで加入していた個人向け医療保険がキャンセルされた者（従来の保険経の継続加入ができなくなった）グループだが、40％は従来の保険（個人加入）にも継続加入できるにもかかわらず、オバマケアでの新しい保険に乗り換えたグループだとレポートしている。

ミシガン州は，同州の120万人の無保険者のうち、少なくとも40万人が2014年から保険に新規加入する者と見積もっていたが、実際に12月末日までに登録を済ませた元無保険者数は、期待水準の2割以下の76000人にとどまったとレポートしている。

連邦主管のサイトについては、加入者がこれまで無保険者であったか否かの分析が終了していないため、詳細はなお不明だが、担当者は「3月末の登録期限までにはまだ間があるので、評価には早すぎる」とコメントしている。
オバマケアは無保険者を加入させられるのか？との懸念がひろがっている。