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AZ13年通期業績 DPP-4阻害薬オングリザ好調もセロクエルIRなど主力品特許切れ影響吸収できず

公開日時 2014/02/18 03:50

アストラゼネカはこのほど、2013年通期業績が売上高257億1100万ドル(前年同期比8%減)、営業利益37億1200万ドル(同54%減)、純利益25億7100万ドル(同59%減)の減収二桁減益となったと発表した。糖尿病関連治療薬では大幅な増収だったが、過去数年来の複数の主要製品の特許切れの影響を引きずり減収となった。また、経費面では約3割も販管費が増加したことで減益幅が拡大した。2013年通期の研究開発費は48億2100万ドル。年間の配当は1株2.80ドル。

2014年はネキシウムのアメリカでの特許失効なども控えており、同社では通期売上高は恒常為替レートベースで一桁台の前半から半ばのパーセンテージで減少すると予想している。

◎ゾラデックス、アリミデックス、セロクエルIR ブロックバスターから陥落

主な製品別売上高は脂質異常症治療薬・クレストール56億2200万ドル(恒常為替レート前期比8%減)、PPI・ネキシウム38億7200万ドル(同0%減)、ドライパウダー吸入式喘息・COPD治療配合薬・シムビコート34億8300万ドル(同10%増)、抗精神病薬・セロクエルXR13億3700万ドル(同12%減)、RSウイルス感染症治療薬・シナジス10億6000万ドル(同2%増)、RH-LHアゴニスト・ゾラデックス9億9600万ドル(同0%減)、ドライパウダー吸入式ステロイド薬・パルミコート8億6700万ドル(同1%増)、高血圧・狭心症・不整脈治療薬・セロケン/トプロールXL7億5000万ドル(同18%減)、抗エストロゲン薬・フェソロデックス6億8100万ドル(同6%増)、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害薬・イレッサ6億4700万ドル(同11%増)、高血圧症治療薬・アタカンド6億1100万ドル(同39%減)、PPI・ロセック/プリロセック(日本国内商品名はオメプラール)4億8600万ドル(同28%減)、DPP-4阻害薬・オングリザ3億7800万ドル(同17%増)、抗アンドロゲン薬・カソデックス3億7600万ドル(同7%減)、抗がん剤・アリミデックス3億5100万ドル(同30%減)、抗精神病薬・セロクエルIR3億4500万ドル(同72%減)。このうちゾラデックス、アリミデックス、セロクエルIRは2013年通期でブロックバスターから陥落した。

地域別売上高ではアメリカ96億9100万ドル(前期比9%減)、ヨーロッパ(西ヨーロッパおよび新興ヨーロッパ)66億5800万ドル(同7%増)、日本24億8500万ドル(同14%減)、カナダ6億3700万ドル(同42%減)、オーストラリア・ニュージーランド10億8600万ドル(同22%減)、新興市場(ブラジル、中国、インド、メキシコ、ロシア、トルコなど前記主要国以外)53億8900万ドル(同6%増)。なお新興市場のうち中国は18億4000万ドル(同22%増)。

 
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