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セルジーン 専門MR100人体制 多発性骨髄腫治療薬レブラミド好調で 適応拡大も予定

公開日時 2014/02/21 03:51

セルジーンは2月20日、都内で会見を開き、血液がん治療薬を中心とする事業の現状について説明した。2010年7月に発売した主力品レブラミド(一般名:レナリドミド)の販売が好調で、発売時60人だった専門MRが100人体制になったことを明らかにした。同薬の使用施設数も約600施設から842施設に拡大し、治療アクセスが向上した。同社取締役の高木実加氏(写真右)は、当面は現状の体制を維持するものの、今後の適応拡大などに応じてMRを増員する可能性があると語った。

 

レブラミドは13年に世界で前年比14%増の43億ドルを売り上げた。これはセルジーンの全売上の3分の2にあたる。

 

◎ファーストライン適応拡大で「治療のパラダイムシフト」も

 

レブラミドの現在の適応は、再発性または難治性の多発性骨髄腫と一部の骨髄異形成症候群であるが、65歳以上または造血幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫におけるファーストライン適応取得に向けた国際共同フェーズ3(P3)が13年末に終了し、欧米では今年上半期にも申請する予定だ。日本は国際P3に参加していないものの、ブリッジ試験を実施していることから、欧米に続いて国内申請する見込みになっている。

 

会見では、国際共同P3を統括した仏リール大学付属病院血液内科のテリー・ファコン氏(写真左)が登壇し、アルキル化剤を含む従来の標準治療では副作用の面で治療継続が難しかったと指摘した。レブラミドがファーストラインから使用できれば、安全性・有効性が共に向上するとして「多発性骨髄腫の治療にパラダイムシフトが起こる」と期待を寄せた。また、抗体医薬や新規機序薬の開発が活発化していることから、「10年以内に中等度リスクであれば多発性骨髄腫でも治癒が見込めるようになるかもしれない」と展望も示した。

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