【World Topics】入れ墨感覚?超薄型装着モニター機器
公開日時 2014/05/12 03:50
一見すると小さな入れ墨?切手サイズの小さなシールを身体に貼るだけで体温や心拍をモニターでき、超小型・透明のシールをコンタクトレンズに貼れば緑内障がモニターできる。そんな装着型電子医療機器が紹介され、1−2年以内にも実用可能となるか?と話題になっている。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
話題の機器は米国(入れ墨シールのような体温測定機器:Northwestern Univ. & Univ. of Illinois at Urbana-Champaign)、スイス(スマートコンタクトレンズ:The Swiss National Institute of Technology)、韓国(スマート絆創膏:Seoul National Univ. )の共同研究の成果。基本技術は、最先端のシリコン製造技術と電子バイオ測定技術。シール型薄型機器(Biodegradable Medical Deviceと総称されている)は、伸縮自在で折り曲げにも強く、きわめて小型というだけでなく、身体の動きにそって装着時の違和感がなく、患者への侵襲性がきわめて低く、ユーザー・フレンドリーだ。
現在実用化されている装着型バイオセンサーは,近年急速に小型化が進んでいるとはいえ、たとえば腕時計やブレスレットのような機器を身につけるスタイルが主流。今回登場のシール型装着機器が実用化に成功すれば、時代を画す技術になるだろう。