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エーザイ・13年度業績 国内医療用医薬品事業横ばい GE事業は200億円突破

公開日時 2014/05/15 03:50

エーザイは5月13日、2014年3月期(13年度)決算を発表し、国内の医療用医薬品(先発品)売上は2813億円で前期比0.3%減だった。主力品の抗認知症薬アリセプトやPPIパリエットが後発医薬品(GE)の浸透で減収となったが、抗リウマチ薬ヒュミラや疼痛治療薬リリカの伸長でカバーした。一方、GE事業を展開するエルメッドエーザイの13年度売上は234億円、19.3%増で、初めて200億円を突破した。

 

14年度計画をみると、エーザイ単体の国内医療用薬売上は、4月の薬価改定で3%台後半の影響を受けたことなどから、2740億円の減収計画になっている。

 

アリセプトの13年度売上高は650億円、前期比10.2%減だった。同薬の12年度売上は、12年4月の薬価改定での市場拡大再算定や新薬創出加算分の返還などもあって前期比33.1%減、金額で300億円近くの売上減となった。当然、13年度は減収幅が緩やかになったものの、それでも2ケタ減収だった。

 

一方、08年発売のヒュミラは売上288億円、19.2%増と大きく伸ばした。14年度は市場拡大再算定もあって薬価が8.4%引下げられたものの、処方増によって売上305億円を見込む。

 

エーザイの13年度連結業績は、53カ国で承認を取得した抗がん剤ハラヴェンや38か国で承認された抗てんかん薬Fycompa(一般名:ペランパネル)の成長がけん引し、増収増益となった。なお、同社は14年度から国際会計基準(IFRS)に変更するが、13年度業績のIFRS参考値との比較で売上は5660億円で5.6%減、営業利益は530億円で20.2%減の減収減益を計画する。

 

【連結業績(前年同期比)、 14年度通期予想(前年同期比)】

売上高 6003億6300万円(4.7%増)  5660億円(5.6%減)

営業利益 711億600万円(0.9%増) 530億円(20.2%減)

※13年度は日本基準、14年度は国際会計基準(IFRS)、

前期比はそれぞれ同じ基準での比較に基づく。

 

【グローバル製品売上高(前年同期実績) 14年度通期予想、億円】

アリセプト 827(943) 755

パリエット 914 (1084) 530

ハラヴェン 288(226) 390

Fycompa 21(-)95

 

【国内売上高(前年同期実績) 14年度通期予想、億円〕

アリセプト 650 (724) 595

パリエット 473(501) 420

ヒュミラ 289 (241) 305

メチコバール 252 (261) 230

リリカ 194 (139) -

ワーファリン 97 (101) 90

アクトネル 77(91) 70

セルベックス 67(78) 60

ハラヴェン 64(55) 90

ルネスタ 29(-)65

 

ジェネリック 234 (196) 275

 

※リリカは共同販促収入

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