中外製薬 「メディカルアフェアーズ本部」を設置 MSL室新設
公開日時 2014/07/25 03:50
中外製薬は7月24日、学術本部を改称し「メディカルアフェアーズ本部」を設置、本部内の組織も見直すことで、メディカル活動におけるコンプライアンスとガバナンスの強化を図ると発表した。10月1日に実施する。
同社によると、臨床研究支援、MRの学術支援、地域医療連携支援などをメディカル活動とし、コンプライアンスを担保、それら活動の管理を強化し、透明性を向上させる。本部内にはメディカル企画部を新設し、メディカル活動の戦略策定、コンプライアンスの推進を担う。
また、東京、関東信越、名古屋、大阪、福岡にそれぞれMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)室を新設。地域医療連携づくりの支援をするという。
同本部やMSL室の要員数は開示していない。同社は学術本部を立ち上げ、メディカルと営業とを分けて活動してきたという。今回の新組織は、医師主導臨床研究を巡る不祥事やそれを受けた日本製薬工業協会の規制見直しなどを踏まえ、社内体制を整備するもの。
メディカルアフェアーズについては研究や臨床開発などを管掌する田中裕取締役・専務執行役員が管掌する。本部長には、学術本部長の仁平新一執行役員が就く。