東レ・メディカル 肝疾患に伴う痒みの治療薬を承認申請
公開日時 2014/11/11 03:50
東レはこのほど、同社が創製、開発を進めてきたナルフラフィン塩酸塩(一般名)について、慢性肝疾患に伴うそう痒症の治療薬として、東レ・メディカルが厚生労働省に承認申請したと発表した。販売についてはオーファンパシフィックとコ・プロモーション、PMSに関する業務の実施について基本合意し、現在、詳細を協議しているという。
慢性肝疾患では皮膚局所での炎症を伴わない場合でも、全身の強い痒みが生じることがあることが、知られている。明確な原因はわかっておらず、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの既存薬でも十分に症状を抑えられないという。
今回申請された薬剤はオピオイドκ(カッパ)受容体作動薬という新しい作用を持ち、効果が期待される。これは11月5日に発表された