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13年医薬品生産額 医療用薬1.1%減 2年連続マイナス

公開日時 2014/12/24 03:50

厚労省が12月19日に発表した2013年(1~12月)の薬事工業生産動態統計では、一般薬を含む医薬品生産金額は6兆8940億1400万円の1.2%減、その9割を占める医療用薬では1.1%減と、いずれも2年連続のマイナスとなった。薬価改定年ではない年でマイナスになるのは異例で、少なくとも04年以降の10年間ではない。

生産金額は、調査期間内の生産数量にメーカーの販売価格を乗じ、消費税を加えた額。総額には一般薬や配置薬も入る。医療用医薬品だけを見ると、1.1%減の6兆1939億8300万円。薬効大分類別では全体の18.6%と最大のシェアを占める循環器官用薬は3.2%減で、この中では高脂血症用剤、血管拡張剤の落ち込みが大きくそれぞれ12.3%減、6.0%減。循環器官用薬に次ぐシェアの中枢神経系用薬は6.1%減で、この中の精神神経用剤が15.5%減。4番目に金額が大きい消化器官用薬は6.9%減で、この中の消化性潰瘍剤が11.8%減だった。

 
薬価改定年ではないにもかかわらず生産金額が減少した理由について厚労省医政局経済課は、要因を分析していないとしてコメントしていない。ただ、13年度概算医療費(「医療費の動向」)では、伸び率が2.2%と、診療報酬改定がない年の中ではおおよそ1ポイント低い結果が出ている。

〈訂正〉(12月24日10時50分)
下線部を訂正しました。

生産金額の年次推移と薬効分類別の一覧表を関連ファイルからダウンロードできます。
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