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ファイザー・14年度通期決算 ブロックバスター10製品中7製品が減収 業績厳しく

公開日時 2015/01/29 03:50

 ファイザーは1月27日、2014年度通期業績(14年1~12月)が売上高496億500万ドル(前期比4%減)、純利益91億3500万ドル(同58%減)の減収二桁減益になったと発表した。同社の主力となるブロックバスター10製品のうち、かつて100億ドル超の売上を記録しながらも現在では特許が失効した脂質異常症知治療薬リピトールをはじめとして7製品が減収となり、そのほかの製品も概ね半数以上が減収となったことが業績全体に響いた格好だ。今なおリピトール・ショックから回復しきれない厳しい状況が続いている。

また、同社の医療用医薬品事業の売上高は457億800万ドルで、長らく保ってきた世界トップの座をノバルティスに明け渡すことになった。

セグメント別では、エスタブリッシュ医薬品事業(特許失効新薬)が251億4900万ドル(同9%減)、イノベーティブ医薬品事業(特許有効新薬)が138億6100万ドル(同3%減)、ワクチン事業が44億8000万ドル(同13%増)、オンコロジー事業が22億1800万ドル(同12%増)、コンシューマーヘルス事業が34億4600万ドル(同3%増)、その他が4億5100万ドル(同24%増)。

同社が有するブロックバスター製品の売上高は、疼痛治療薬リリカが51億6800万ドル(同12%増)、肺炎球菌ワクチンのプレベナー関連が44億6400万ドル(同12%増)、抗リウマチ薬エンブレル(米国・カナダ以外)が38億5000万ドル(同2%増)、非ステロイド性消炎鎮痛薬(COX-2阻害薬)セレブレックス(国内製品名セレコックス)が26億9900万ドル(同8%減)、リピトールが20億6100万ドル(同11%減)、ED治療薬バイアグラが16億8500万ドル(同10%減)、合成抗菌薬ザイボックスが13億5200万ドル(同0%減)、がん分子標的治療薬スーテントが11億7400万ドル(同2%減)、降圧剤ノルバスクが11億1200万ドル(同10%減)、結合型エストロゲン製剤プレマリン類が10億7600万ドル(同1%減)――だった。

なお、14年通期の研究開発費は140億9700万ドル(同2%減)。

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