中外製薬 悪性黒色腫治療薬ゼルボラフ錠を発売
公開日時 2015/02/26 03:52
中外製薬は2月25日、悪性黒色腫治療薬ゼルボラフ錠240mg(一般名:ベムラフェニブ)を26日に発売すると発表した。効能・効果は「BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫」で、BRAF遺伝子変異の有無は、ロシュ・ダイアグノスティックスが販売する診断薬(保険適用)で判定し、効果が見込める患者に投与する。
発表によると、国内での悪性黒色腫の全ステージの新規年間罹患数は1300~1400人といわれ、約30~40%の患者にBRAF遺伝子の変異が認められている。
薬価は240mg1錠4935.50円。1回960mgを1日2回投与する。薬価算定に際し、海外第3相試験で、主要評価項目である全生存期間について、ダカルバジン群と比較して統計学的に有意な延長が認められたとして、20%の加算が認められた。