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【World Topics】3Dプリンターを医療現場に

公開日時 2015/04/06 03:50

3Dプリンターの医用実用化が進んでいる。米国でもいまだに「まるでSF小説みたい」という枕詞がつくことが多いが、患者にぴったりの義手や義足の形成、感染症で損傷した顎関節に置き換えた人工顎関節インプラントの手術例、変形性股関節症患者にぴったりフィットする人工股関節、脊椎のインプラントなど、 実用化の話題はつきない 。将来への期待は、現在人口の材料で形成されているものも、やがては患者本人の細胞での再生が可能になるだろうということだ。


下の写真の男の子は、中央フロリダ大学の工学部の学生が3Dプリンターで彼のためにカスタマイズして制作した義手をつけている。3Dプリンターでの制作コストはわずか$350であったというが、従来の手法でこれに相当する義手を特注する費用は4万ドルだ。





手術の予行への応用も盛んになっている。手術部位の臓器や骨格などを事前に3Dプリンターで制作し、手術内容を具体的に検討する。日本では生体肝移植の術前予行にドナーの肝臓の3Dプリンター が適用されていると米国でも報道されているが、米国で最近大きな話題になったのは稀少な顔面裂の2歳の女の子Violetのケース。母親のAliciaは「両目が離れすぎていて、モノを見るのさえ不自由」であったと語る。


全米でただ1人手術を成功させられると両親から期待されたのは ボストン小児病院の外科医Dr. John Meara。執刀を引き受けたDr. Mearaは、MRI画像に基づくVioletの頭蓋骨の3DプリントをDr. Peter Weinstockに依頼し、模型で手術方針を詳細に検討・決定し、手術を成功させた(下の写真は頭蓋骨の模型と術語に鏡を見ているVioletちゃん)。


 

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