ジャパンワクチン 皮内投与型インフルワクチンを承認申請
公開日時 2015/04/13 03:51
ジャパンワクチンは4月10日、皮下投与より高い効果が得られる可能性がある皮内投与型の季節性インフルエンザワクチンを日本で承認申請したと発表した。
このワクチンは、同社ほか第一三共、テルモ、北里第一三共ワクチンの4社が共同で開発したもの。皮内など皮膚上層部に注射することで、免疫システムによる抗原認識を効率的に強化でき、ワクチンの効果を高められるとの研究報告があるという。しかし、皮内注射は困難とされていた。そこをテルモが皮内投与専用のデバイスを開発。注射針が短くし、皮下組織の末梢血管及び神経に対するリスクを低減できるよう工夫してあるとしている。
発表によると、治験では、インフルエンザウイルス株に対して、従来の皮下注射製剤と比較して同等以上の免疫原性が認めらた。