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あすか 降圧配合剤ユニシアのAGを発売へ 先発の武田薬品と契約

公開日時 2015/08/26 03:52

武田薬品とあすか製薬は8月25日、武田の降圧配合剤ユニシアLD、同HD(一般名:カンデサルタン・アムロジピン)と原薬、添加物、製造方法が同じオーソライズド・ジェネリック(以下、AG)をあすかが発売できる契約を同日付で締結したと発表した。ユニシアのジェネリックはAGを含め「カムシア配合錠」と呼称する。あすかは8月にカムシア配合錠LD「あすか」、同HD「あすか」(以下、ユニシアAG)の製造販売承認を取得しており、12月の薬価収載に向けて薬価申請している。

今回の契約に基づき、薬価収載を経て、あすかはユニシアAGの発売と情報提供活動を行う。武田はあすかからユニシアAGを仕入れ、特約店に販売する物流業務に特化する。このほかの契約内容の詳細は開示していない。

あすかは14年に、降圧剤ブロプレス(一般名:カンデサルタン)のAGを発売できる権利を武田から取得し、競合ジェネリックが登場する3か月前に先行発売した経験がある。あすかによると、結果的にブロプレスのジェネリック売上全体の約6割をAGが占めたという。

一方で、ユニシアのジェネリックの承認は、あすかのほかにファイザー、サンド、ニプロが取得しており、ユニシアAGは競合ジェネリックと同じタイミングでの発売となる。今回は先行発売による競争優位が働かないが、この点についてあすかは本誌取材に対し、「ブロプレスAGの時も、大病院などでは薬事審議会等との関係で採用タイミングが(後ろに)ずれ、先行発売のアドバンテージはなかった。しかし、多くの病院で採用いただいた」とし、AGを手掛けること自体が競争優位につながるとの見方を示した。

ブロプレスに続きユニシアでもAGを許諾した武田にその理由を聞いたところ、ブロプレスAGの市場シェアの高さから、「(ジェネリック市場の中で)AGが求められていることがわかった。この市場ニーズに応え、治療選択肢を多く提供するため」とコメントした。

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