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【World Topics】オバマケア支持率上昇

公開日時 2015/09/07 03:50
カリフォルニア州民の62%がオバマケアを「支持」、一方「支持しない」は32%。 カリフォルニア・ウェルネス財団の研究助成金で実施された広域調査で明らかになった。(医療ジャーナリスト 西村由美子) 従来の調査結果と異なり、政治的な色彩に寄る地域差、すなわち共和党支持者の多い地域、民主党支持者の多い地域の別を問わず、また性別、年齢、人種などにかかわらず、あまねく高い支持率がみられたことが今回調査結果の特徴だ。とりわけ共和党支持者の間で、オバマケアが「無保険者に保険購入のインセンティブを与えることに成功した」「消費者保護に有効に機能している 」などのポジティブな評価が高かったことが注目されている。 オバマケア施行(2014年)以前、法案成立直後の2010年に実施された同様の調査では、オバマケア「支持」は52%、一方「支持しない」が38%であったから、支持率の上昇、非支持率の低下は明らか。 「支持しない」割合の低下につて専門家は、オバマケア反対を主張していた人々の当初の懸念が、もっぱら「オバマケア実施で国民負担が 上昇する」、「保険料が大幅に値上がりする」などの反対派のキャンペーンに影響されていたことを指摘し、法案の全面施行後に負担増が実感されないことが非支持率を下げる要員となったとみている。 また、全米でもとりわけいわゆる違法移民が多い州のひとつとして、無保険者率の高かったカリフォルニア州では、無保険者率の低下が実感されやすく、これがオバマケアへの評価と支持率向上につながっている。たとえば、オバマケアのオンライン保険購入サイト利用者の一人はサンノゼマーキュリーニュース紙のインタビューに応えて「これまでの保険は書類ばかり多くて内容がわかりにくく、手続きも煩雑で面倒だった。だから、ちゃんと給付を利用できているのかもわからなかった。でも、オバマケアになってからはいろいろなことがクリアになって、保険料に見合った給付が受けられえているという満足感が得られる」と語っているが、オバマケアがこのように実際の利用者から好評を得ていることは、周囲の州民の目にも見えるからだ。
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