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塩野義 新規注射用セファロスポリン系抗生物質S-649266 15年度中に国際共同P3開始へ

公開日時 2015/11/10 03:52

塩野義製薬は11月9日、多剤耐性菌を含むグラム陰性菌に対する新規の注射用セファロスポリン系抗生物質S-649266について、2015年度中に日本を含む国際共同フェーズ3(P3)試験を実施する予定と発表した。これまで英グラクソ・スミスクライン(GSK)と共同開発していたが、このほど契約内容を改定し、塩野義単独で開発・販売することも明らかにした。同剤は現在、日本を含むグローバルP2試験段階にある。

同剤は塩野義が創製したもの。両社は10年秋に共同研究・開発・販売契約を締結し、同剤を共同開発していた。そして両社は、同剤のバックアップ化合物としてGSK3342830も見出した。これら2化合物の共同研究・開発では、塩野義がS-649266の開発を主導し、GSKがGSK3342830に軸足を置いていたことなどから、このほど契約内容を改定し、共同開発を終了するとともに塩野義がS-649266を、GSKがGSK3342830をそれぞれ単独で開発・販売することにした。なお、両社は、それぞれの化合物について、売上に対するロイヤリティなどを相手方に支払う。

塩野義は、「感染症治療薬の国内トップメーカーとして、細菌感染症やウイルス感染症を中心とするグローバルにおける感染症治療に貢献し続けるため、今後も質の高い自社開発品の創製と迅速なグローバル開発の推進に注力していく」とコメントしている。近年、新規抗菌薬の創薬研究が衰退し、既存の抗菌薬に対する細菌の耐性化、特に多剤耐性菌を含むグラム陰性菌の増加は、世界規模で重大な社会問題になっている。

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