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国立がん研究センター がん治療に伴う「外見変化」で医療者向け手引書作成

公開日時 2016/07/29 03:50

国立がん研究センターは7月27日、がん治療に伴う外見変化に対処するための医療者向け手引書「がん患者のためのアピアランスケアの手引き」を作成したと発表した。これまでに集積されたエビデンスを基に、がん治療によって生じる外見問題とその治療法、これまで取り上げられることの少なかった日々の生活・衛生習慣について整理した。例えば、エビデンスがなく医療者が患者に答えにくかった「治療が終わって髪の毛が生えてきたが、髪を染めてもいいのか」などについて一定の基準を示している。

外見の諸問題に対する医学的・技術的・心理社会的支援のことを「アピアランスケア」と呼称する。手引書は50のクリニカルクエッションで構成されているが、アピアランスケアは新たな領域のため、十分なエビデンスが確認できない問題もある。手引書でもエビデンスがない問題は「ない」と明記した上で、手引書をまとめた研究班メンバーが討議し、エキスパートオピニオンとしての対処法を提言した。

近年のがん医療の進歩によって生存率が改善し、通院治療環境の整備もあいまって、仕事を持ちながら通院する患者が30万人を超えるとされる。このため、がん患者の治療に伴う外見変化に対する意識が強まり、医療現場でのサポートの重要性も認識され始めている。しかし、同センターによると、具体的なアピアランスケアの方法や情報は玉石混交で、戸惑う患者や医療関係者から多くの質問が同センターに寄せられているのが現状という。

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