持田製薬 子宮内膜症治療薬ディナゲスト錠・同OD錠に「子宮腺筋症に伴う疼痛」の適応追加
公開日時 2016/12/06 03:51
持田製薬は12月2日、子宮内膜症治療薬のディナゲスト錠1mg、同OD 錠1mg(一般名:ジエノゲスト)の効能・効果に「子宮腺筋症に伴う疼痛の改善」を追加する承認を取得したと発表した。
同剤は、プロゲステロン受容体を選択的に活性化し、卵巣機能抑制作用、子宮内膜細胞増殖抑制作用を持つ。子宮内膜が子宮体部筋層内に増殖するのが子宮腺筋症。月経時、日常生活に支障があるほどの強い痛みが起きることが多い。発症年齢のピークは40歳代で、閉経周辺期女性の15~20%が有するとされるが、子宮内膜症と併発するケースも少なくないという。根治療法は外科的方法(手術療法)だが、妊娠を希望する場合は臨床症状の改善を目的とした内科的方法(ホルモン療法)が選択される。