アルフレッサファーマ ROS1融合遺伝子の検出キットを発売 ザーコリのコンパニオン診断薬
公開日時 2017/06/06 03:51
アルフレッサファーマは6月5日、ファイザーが製造販売する抗がん剤ザーコリの効能・効果の一つである「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の適応を判定するコンパニオン診断薬を同日に発売したと発表した。ROS1融合遺伝子の有無を検出する。
この体外診断用薬は1月31日付で理研ジェネシスが製造販売承認を取得、アルフレッサファーマが販売する。ザーコリの効能・効果である「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」は5月18日付で、適応追加承認されていた。日本でのROS1融合遺伝子陽性の患者は、非小細胞肺がん患者の約1%~2%程度といわれ、今回コンパニオン診断薬が登場したことで、同患者の治療機会が得られることになる。
1キット(24テスト)の希望販売価格は50万4000円(税別)。保険点数 は2500点。