緑内障治療薬 配合剤と交感神経作動薬のシェア拡大中
公開日時 2014/06/30 00:00
β遮断薬・CAI配合新薬アゾルガ配合剤市場でシェア8%に眼圧の上昇による視神経障害から失明に至る緑内障。国内の有病率は40歳以上で5%といわれる。もともと高齢者に多い疾患のため、高齢社会の進展による患者数の増加が危惧されている疾患の1つである。緑内障はいくつかの病型に分類されるが、その中でもっとも患者数の多い原発開放隅角緑内障は、点眼薬による眼圧降下療法が第一選択となっている。点眼薬はβ遮断薬のほか、過去15年ほどでプロスタグランジン(PG)関連薬、炭酸脱水酵素阻害薬(CAI)なども登場し、最近ではアドレナリンα2受容体に作用する新規の交感神経作動薬も使用され始めている。そして、併用療法が多いのも緑内障治療の現状である。まず実際の市場動向を見る前に日本緑内障学会の緑内障診療ガイドライン(GL...