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ToMMoと製薬協 予防・先制医療ソリューションの早期実用化で共同研究開始

公開日時 2020/04/01 04:51
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)と製薬協は3月31日、予防・先制医療ソリューションの早期実用化を目指す3件の共同研究を開始したと発表した。ToMMoの有する15万人規模の健康情報とゲノム情報、生体試料などを共有。ビッグデータやゲノムコホート研究の成果を活用しながら、個別化医療・予防の推進や革新的な新薬・医療技術の更なる創出に取り組む。研究期間は2021年3月末まで。

ToMMoと製薬協は今年1月31日に連携協定を締結。3月17日には共同研究の契約を結んだ。共同研究は、①生活習慣と脳形成、認知機能・心理機能の関連解析研究、②睡眠障害の層別化に向けたバイオマーカー探索のための予備的研究、③日本人における遺伝性乳がん卵巣がん症候群およびリンチ症候群の原因病的バリアント頻度と罹患状況に関する予備的研究-の3テーマで構成される。いずれも倫理委員会等での承認を受けている。

研究組織は、ToMMo、製薬協および第一三共、大日本住友製薬、武田薬品、ツムラ、ヤンセンファーマの各社が名を連ねる。今回の共同研究では、生活習慣に関する調査票データやMRI画像データ、オミックスデータなどの関連性を調査するなど、創薬ニーズに基づいた追加データの取得や解析などにより次世代医療の社会実装および革新的医薬品・医療技術の更なる創出を目指す。

ToMMoと製薬協は、「これら取り組みにより、健康寿命が延伸され、人生100年を通じて誰もが健康で活躍することができる社会の実現に貢献したい」と強調した。





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