合同会社Kiku塾代表菊岡正芳encourageleader@gmail.com前回（第４回）は、良い聴き手になるポイント、コーチの在り方の基本条件、傾聴力の基本スキルについて成功例をまじえて解説した。この１ヶ月ドクター・医療者との面談で活用いただいていると思う。第５回では、対話を弾ませるため聴き手としての重要なポイントである「相手の関心に関心を持つ、話題を取らない」について考えていきたい。ＭＲ同行で感じていたことの一つは、ＭＲが「自分が何を話したいか、会社から伝達指示を受けているメッセージをいかに伝えるか」に一番興味があり、面談開始時にいきなり自分の伝えたいことを話し始めたり、ドクター・医療者の話を少し聞いただけですぐに自分の伝えたい内容を提示し話し始めることである。我々の面談は、第２回で...