12年世界のブロックバスター 売上トップに抗体医薬の抗リウマチ薬ヒュミラ ミクス調べ

公開日時 2013/02/08 04:02
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ミクス編集部は、2月7日までに発表された欧米のグローバル製薬企業の2012年通期業績から、世界の製品売上トップ10製品をまとめた。売上トップは抗リウマチ薬ヒュミラ(アボット、現アッヴィ)で、低分子医薬品に代わって初めて抗体医薬品がトップとなった。抗体医薬はランキングトップ10製品中に5製品がランクインしており、抗体医薬が企業業績に大きく寄与し、存在感が増していることも確認された。なお、同ランキングは、欧米各社の製品売上を米ドルに換算してランキングしたもの。

12年の世界製品売上ランキングのトップ10製品と参考資料はこちら

前年まで世界売上トップだった高脂血症治療薬リピトール(ファイザー)は、11年11月の特許切れによって12年売上が前年から約56億ドル消滅して39億4800万ドルまで縮小し、売上ランキングでも10位圏外となった。編集部のまとめでは20位前後とみられる。リピトールに代わって12年に売上トップとなったヒュミラは前年比16.8%増、売上92億6500万ドルだった。ヒュミラは10年に前年比で約12億ドルの増収、11年は同約14億ドルの増収で、12年も同約13億ドルの増収と、驚異的なスピードで成長している。

ランキング第2位は前年と変わらず喘息治療薬アドエア(GSK)で前年比1%減、売上79億9600万ドル、第3位は前年5位だった抗がん剤リツキサン(ロシュ)で前年比9%増、売上71億5100万ドル――だった。

ランキングトップ10製品のうち低分子薬はアドエア、第6位の高脂血症治療薬クレストール(アストラゼネカ)、第9位の2型糖尿病治療薬ジャヌビア/ジャヌメット(メルク)、第10位の抗うつ薬サインバルタ(イーライリリー)――の4製品。このうちジャヌビア/ジャヌメットは前年比で10億ドル以上の増収で、競合激しいDPP-4阻害薬市場で存在感を示している。一方、バイオ医薬品6製品中に抗体医薬は、ヒュミラ、リツキサン、第5位の抗がん剤ハーセプチン(ロシュ)、第7位の抗がん剤アバスチン(ロシュ)、第8位の抗リウマチ薬レミケード(J&J)――の5製品がランクインした。

12年にトップ10入りした製品は4製品で、インスリン製剤ランタス(サノフィ)、レミケード(J&J)、ジャヌビア/ジャヌメット(メルク)、サインバルタ(リリー)――となる。

◎同一製品を合算すると売上1位、2位が抗リウマチ薬に

欧米製薬各社が発表した製品売上のうち、同一製品を合算してみる。そうすると、前年はランキングトップが抗血小板薬プラビックス(BMS+サノフィ)、2位がリピトール(ファイザー)、3位がレミケード(ヤンセン+メルク)――だったが、プラビックスとファイザーが11年~12年に相次ぎ特許切れして両剤とも10位圏外となり、12年は、トップからヒュミラ(アボット)、レミケード(ヤンセン+メルク)、アドエア(GSK)――となった。

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