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PhRMAメンバー企業  高齢者向け慢性疾患治療薬465剤を開発中

公開日時 2013/03/28 04:00

米国研究製薬工業協会(PhRMA)のメンバー企業は、現在、65歳以上の高齢者向けの慢性疾患治療薬を合計465剤開発中(申請中含む)であることが分かった。PhRMAが3月20日発表した「米国人高齢者向けに開発中の薬剤」(The Medicines in Development for Older Americans)と題する報告書で明らかになった。


同報告書によると、465剤の内訳は、65歳以上の米国人1090万人が罹患しているという糖尿病治療薬が142剤、1240万人が罹患していると見られる関節リウマチおよび変形性関節症治療薬が92剤、新たな治療法あるいは予防法が発見されないと2030年までに約800万人が罹患するとされるアルツハイマー病治療薬が82剤、心不全(580万人)および虚血性心疾患治療薬が48剤、65歳以上で罹患率が最高で、1300万人が罹患するという慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬が40剤などとなっている。465剤について、製品名(開発コード、一般名)、開発企業、適応症、開発ステージを一覧表の形式で提示している。


PhRMAのJohn J Castellani理事長兼CEOは、「我々の慢性疾患を予防、管理、治療する能力は、多くの面で、新規の画期的新薬の発見と利用により、近年、劇的に進歩してきた」と評価しながらも、「その栄誉に満足することは出来ない」としたうえで、「パイプラインにある400以上の薬剤は、高齢者の健康を改善し、生命を延長させるばかりでなく、コストのかかる病院受診や入院、手術を減少させることが出来るとても大きな可能性を持っている」とコメントした。


PhRMAは、これら開発プロジェクトは、米国人に新たな治療オプションを提供するばかりでなく、医薬品のディスカバリープロセスに固有な徐々に獲得可能となる知識の連続性の反映でもあると指摘している。


PhRMAは、過去20年間で、それら獲得した知識のなかで、著しい進歩を遂げた分野として、関節リウマチを上げ、同日、Boston Healthcare Associates(BHA)への委託研究「関節リウマチ治療におけるイノベーションの価値を理解する」(Recognizing the Value of Innovation in the Treatment of Rheumatoid Arthritis)を併せて発表した。同研究では、NSAID(非ステロイド消炎鎮痛剤)から、合成疾患修飾薬(DMARDs)、生物学的製剤へと進展する過程で、新規治療オプションが導入や既存治療法とベストな併用方法の継続的模索などをしながらRA治療が進歩している状況を示している。


同報告書の著者であるBHAのThomas Goss博士は、「(RA治療では)20年前には医師は患者の症状を緩和させることだけに専念していた。しかし、今日では、治療の目的は、疾患の進行を遅らせ、寛解を目指している。これは研究と臨床経験を通しての知識の集積を続けることによって徐々に成し遂げられてきたことだ」と話し、日常的な研究と観察の持続が重要であるとの考えを示した。


また、PhRMAは、同報告書にあわせて、「概説」(Overview)を発行、これでは、高齢者が罹患しやすい、アルツハイマー病、慢性腎臓疾患、COPD、うつ病、糖尿病など慢性疾患の罹患率、疾患にかかる医療費の状況などを紹介している。


さらに、米国で公的高齢者保険のメディケアの薬剤給付プログラムが重症化や入院を減少させ、医療費削減に貢献している状況も示している。
 


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