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大日本住友 ラツーダ上市でリモート専任「iMR」を初活用 6月11日に発売

公開日時 2020/06/05 04:52
大日本住友製薬は次期主力品として期待するラツーダの上市に際し、「iMR」と呼称するリモート専任MRを初めて活用する。発売は6月11日。同社は5月の決算会見でも、「精神神経・糖尿病領域でナンバーワンを⽬指す」ことを公言している。ラツーダは北米だけで1900億円超を売上げる自社創成品で、その一角を担う製品だ。新型コロナ感染防止の観点から新薬採用に向けたMR活動も制限がかかる状況だが、iMRを一つの武器に、早期の市場浸透を目指す。

同社のCNS領域は専任MR350人体制。新型コロナ感染を抑制する観点から当面の間、訪問自粛を継続する予定だ。MRも在宅勤務のなかで、メールや電話、オンライン会議などを通じ、情報提供を行っている状況にある。

iMRは、19年12月にデジタル革新を進める目的で新設された「マーテック戦略推進室」に属す。iMRはMR資格を持つMR経験者で構成されており、中枢神経系領域の専門研修を受講している。6月中は2人、7月以降は3人体制で活動する。医療関係者が同社の医療情報サイト上から、チャットボットで予約を入れると、オンラインで面談することができる仕組みとなっており、予約が簡便で、直接医師と対話する形式で情報の収集や提供ができるのが特徴となっている。

同社広報部は、「リモート専任MRは、多忙な医師が場所を選ばずに、ニーズや勤務スタイルに合わせた面談を行うことができるというメリットがある。担当MRの代替手段として活用するわけではなく、ニーズに合わせて使い分けを考えているため、医療関係者側の選択肢が広がる」と説明している。

同剤の効能・効果は、「統合失調症及び、双極性障害におけるうつ症状の改善」。ドパミンD2、セロトニン 5-HT2A、セロトニン 5-HT7 受容体にアンタゴニストとして作用するほか、セロトニン 5-HT1A 受容体にはパーシャルアゴニストとして作用する。ヒスタミンH1およびムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和性を示さないという。このため同社では、「統合失調症における陽性症状や陰性症状をはじめとする各種精神症状や双極性障害のうつ症状への優れた改善効果に加えて、高い忍容性が期待でき、治療の第一選択薬のひとつになり得る」としている。1日1回、食後経口投与で用いる。

薬価は、20mg1錠が178円70銭、40mg1錠が328円90銭、60mg1錠が469円90銭、80mg1錠が493円40銭-。

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