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AZ 新型コロナの抗体薬「AZD7442」を承認申請 特例承認の適用希望

公開日時 2022/06/10 04:49
アストラゼネカは6月9日、新型コロナウイルス感染症の発症抑制及び治療を適応とした長時間作用型抗体の併用療法「AZD7442」を日本で承認申請したと発表した。同社は特例承認の適用を希望している。

AZD7442は、新型コロナに感染して回復した患者により提供されたB細胞に由来する2種類の長時間作用型抗体(LAAB)であるチキサゲビマブ(開発コード:AZD8895)とシルガビマブ(同AZD1061)を併用する。同社が独自に有する半減期延長技術を適用し、1回の投与後少なくとも6カ月間、ウイルスからの保護が持続されることが示されている。

今回の承認申請では、▽症候性COVID-19の曝露前予防(SARS CoV-2に感染しておらず、かつ感染者との濃厚接触のない集団)の有効性を評価し、プラセボと比較して症候性COVID-19の発症リスクが統計的に有意に減少することが示された第3相臨床試験(PROVENT)、▽症候性 COVID-19の曝露後予防の有効性を評価する第3相臨床試験(STORM CHASER)、▽COVID-19の外来患者を対象とした第3相臨床試験(TACKLE)、▽日本と英国で実施された第1相臨床試験――の成績が提出された。

また、複数の独立したin vitroおよびin vivo試験により、オミクロン変異株に対するAZD7442の効果の検討も進んでいる。ワシントン大学医学部のデータではオミクロン株のBA.2系統に対して、オックスフォード大学による非臨床試験データではBA.4系統、BA.5系統(BA.4/5)に対して、それぞれ中和活性を保持していることが示されている。
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