田辺三菱製薬 5種混合ワクチン・ゴービックで ファイザーとコ・プロ実施へ
公開日時 2024/01/25 04:48
田辺三菱製薬とファイザーは1月23日、沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活性化ポリオヘモフィルb型混合ワクチン・ゴービック水性懸濁注シリンジについて、共同プロモーション(コ・プロ)を実施すると発表した。2024年4月から定期接種への導入を見据え、国内向けの情報提供体制を強化する狙い。
ゴービックは国内初の5種混合ワクチンで、既存の百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオの4種混合ワクチン・テトラビック皮下注シリンジの抗原成分に、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)の抗原成分を加えたもの。阪大微生物病研究会と田辺三菱製薬が共同開発を行い、23年3月に製造販売承認を取得。医療機関への情報提供活動を田辺三菱製薬とファイザーが担う。
両社の情報提供体制の規模やコ・プロ契約の内容は開示していない。田辺三菱製薬は「3者で協力し、より多くの医療機関への情報提供を通じて日本の公衆衛生に貢献していきたい」としている。