KMバイオとMeiji Seikaファルマ 男性育休推進で“イクボス企業同盟”に参画 製薬関係は15社に拡大
公開日時 2024/04/19 04:50
KMバイオロジクスとMeiji Seikaファルマはこのほど、男性育休の推進を目指して、特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパンが設立する「イクボス企業同盟」に加盟した。同団体はイクボスについて、「職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランスを考え、部下のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)」としている。イクボスが増えることで、企業組織はもちろん、業界や社会全体の働き方改革の推進が期待される。
◎製薬企業の加盟は15社 業界内にイクボス広がる
イクボス企業同盟は、ファザーリング・ジャパンが設立したもので、①ダイバーシティ経営の推進を行っている、これから行おうとしている、②マネジメント職の意識や働き方改革を模索している、③経営トップがそのことに理解があり、経営戦略としてコミットしている―という要件を満たした企業が加盟できる。加盟企業は271社(24年4月時点)。製薬関連では、グラクソ・スミスクライン、大塚製薬、大鵬薬品などが加盟している。今回新たに明治グループのKMバイオロジクスとMeiji Seika ファルマの2社が参画したことで、ミクス編集部が調べたところ製薬関連企業の参加は合計15社となった。
◎男性育休の取得推進や取得日数の増加目指す
Meiji Seika ファルマは、「明治グループとしてダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進を加速するためのポリシーを定め、多様な人財がイキイキとやりがいを持って働ける環境を実現し、イノベーションや新たな価値を創出することで、持続的な企業成長につなげていく」とコメント。同グループでは、男性育休の取得推進や取得日数の増加を目指しており、加盟を機に社内のイクボスを増やすことで、DE&Iの取組みをさらに推進したい考えだ。