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中外製薬の中間決算 タミフルと抗がん剤の伸張で大幅増収増益

公開日時 2009/07/24 04:00

中外製薬が7月23日に発表した09年12月期第2四半期決算(1~6月)は、抗がん剤などがん領域製品の伸張や抗インフルエンザウイルス剤のタミフルの行政備蓄により売上が増加し、大幅増収増益となった。通期業績予想は変更なし。

 

タミフルは254億円の売上で、うち行政備蓄用が144億円。流行の程度や行政の方針によって変動しやすいタミフルを除くと製品売上高は12.1%増となる。領域別では、がんが31.4%増の578億円に上り、国内がん領域のトップシェア(17.4%)を堅持した。

 

がん領域では、07年に承認申請を取り下げていたエポジンの「がん化学療法に伴う貧血」の適応追加について、年内に再申請するほか、アバスチンでは年内に乳がんの適応追加、タルセバでは膵がんの適応追加を年内に申請する方針。

 

骨・関節領域では骨粗しょう症治療薬「ED-71」が年内申請予定。7月には腎領域の新製品として、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)で「R744」(海外名:Mircera)(開発コード)を腎性貧血の適応で承認申請している。申請予定も含め5製品が申請段階に入ったことから、23日に都内で開かれた会見に出席した小阪達朗常務執行役員(ライフサイクルマネジメント・マーケティングユニット長:写真中央)は、「今年は大変多忙な年となる」と語った。

 

【連結業績(前年同期比%)通期予想(前年同期比%)】
売上高  1916億9100万円(31.4%増)4000億円(22.3%増)
営業利益 371億7500万円(60.8%増)630億円(22.2%増)
経常利益 434億5400万円(78.7%増)635億円(10.9%増)
純利益  263億600万円(39.4%増) 400億円(1.9%増)

 

【中間期売上(前年同期比%)通期予想(前年同期比%)、億円】
がん領域 578(31.4)1175(14.9)
ハーセプチン 147(50.0)275(16.0)
リツキサン 97(2.1)206(0.5)
アバスチン 154(116.9)290(44.3)
ノイトロジン 52(-3.7)125(4.2)
カイトリル 45(-16.7)103(-5.5)
ゼローダ  28(40.0)65(35.4)
タルセバ  27(35.0)55(22.2)
フェマーラ 11(57.1) 26(52.9)

 

腎領域 288(-2.4)619(1.0)
エポジン 208(-4.1)452(0.7)
オキサロール 49(4.3)106(6.0)
レナジェル 27(0.0)53(-7.0)

 

骨・関節領域 269(18.5)585(17.0)
エビスタ  84(12.0)181(9.7)
アルファロール 65(-3.0)134(-2.2)
スベニール 65(16.1)131(9.2)
アクテムラ 35(400.0)96(182.4)

 

移植・免疫・感染症領域 128(19.6)301(25.4)
ペガシス  55(34.1)130(34.0)
コペガス  24(33.3)62(47.6)
ロセフィン 27(-3.6)62(5.1)
セルセプト 21(10.5)44(10.0)

 

海外 142(-9.0)277(-17.3)
ノイトロジン 102(-23.3)186(-28.2)
シグマート 13(8.3)20(0.0)
アクテムラ 18(800.0)60(57.9)

 

タミフル 254(1487.5)530(531.0)

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