大洋薬品 眼科領域に本格参入 ニデックの4品目10月1日から販売
公開日時 2009/09/10 04:00
大洋薬品は9月9日、眼科領域に強いニデックから医薬品3品目の販売移管を受けるとともに、併売していた1品目を大洋が引き継ぐことになり、これら4品目を10月1日から販売を開始すると発表した。眼科領域の主な患者となる高齢者の増加をにらみ、品揃えを図る。眼科領域にも本格参入を果たすことで、あらゆる製品需要に応えられる「ワンストップ・ジェネリック体制」を強化したい考えだ。
販売移管を受けるのは白内障手術などの手術補助に用いる「ピオネス0.85眼粘弾剤1%」、抗菌剤「オルカビット点眼液0.3%」、術後の炎症防止などに用いる「ベギータ点眼液0.1%」。大洋の単独販売となるのは、アレルギー性結膜炎に用いる「ガレシロール点眼液0.5%」。
発表によると、同社は、今回の販売移管をきっかけに眼科領域における製品群のさらなる充実を図り、09年11月には点眼剤1品目(イソプロピル ウノプロストン点眼液0.12%:先発品名「レスキュラ」)の上市を計画、それ以降も12年度までに約25品目の販売を予定しているという。