沢井製薬と大塚製薬 レバミピドGEの特許訴訟終結
公開日時 2009/10/16 04:00
沢井製薬は10月15日、販売するジェネリック(GE)の胃潰瘍・胃炎治療薬レバミピド錠が、用途特許を侵害しているとして、先発品のムコスタ錠を持つ大塚製薬から5月に大阪地裁に製造販売の差し止めを求める訴えを起こされ、争っていた訴訟は終結したと発表した。提訴していた大塚が10月15日付で訴えを取り下げたため。
取り下げたのは、この用途特許を巡り、大塚製薬がGEメーカーの大正薬品工業を相手にした知財高裁での控訴審で、09年9月30日の判決で請求を棄却されたのが理由。争われていた用途特許は「胆汁酸の胃内への逆流に起因する胃炎治療剤」で、特許は8月14日に切れている。