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5月度新薬採用・採用停止調査 4月発売の新薬採用進む GEじわり拡大

公開日時 2010/06/01 04:02

5月度の新薬採用・採用停止調査の結果がまとまった。病院ではDPP-4阻害薬ジャヌビア(万有製薬)、成人気管支喘息治療薬シムビコート(アストラゼネカ)が依然として採用件数を増やしている。医師の新規処方件数もジャヌビアが断トツでトップ。シムビコートとグラクティブが2位となった。


4月以降の発売品では、抗うつ薬サインバルタ(日本イーライリリー・4月19日発売)がランクイン。薬理作用や有効性が医師から評価された。このほか根治切除不能又は転移性の腎細胞がん治療薬アフィニトール(ノバルティスファーマ・4月16日発売)の採用も始まった。


医師の新規処方ランキングでは、ジャヌビアがトップ。次いでシムビコート、DPP-4阻害薬グラクティブ(小野薬品)がともに2位となった。選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐剤イメンドカプセルが3位。そのほか高血圧治療薬の直接的レニン阻害剤ラジレス(ノバルティスファーマ)、ARBとCa 拮抗薬との降圧配合剤レザルタス、4月16日に発売を開始したDPP-4阻害薬エクア(ノバルティスファーマ)が上位にランクされた。


◎医師・病院薬剤部からのコメント 後発品企業の不祥事で「根強い不信感」


病院薬剤部からの自由回答をみると、4月の診療報酬改定で後発品の使用インセンティブ点数が設定されたことを踏まえ、月間で5品目程度の後発品への切り替えを進める方針を決定したとのコメントが寄せられた。ただ、その一方で大洋薬品の不祥事から、後発品に対する「根強い反発」なども報告された。一方、臨床医からは、使用頻度の高いオリジナル品20薬剤がジェネリックに切り替わり「覚えるのに苦労している」とのコメントがみられ、現場での後発品採用拡大と裏腹に混乱している様子も垣間見られた。


本調査はMonthlyミ クスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から50病 院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師についてインターネットより回答を得た。


調査データの詳細および臨床医・薬剤部のコメントはミクスOnlineに 掲載しております。

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