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7月度医師の新規処方ランキング ジャヌビア、エクアが上位にランク

公開日時 2010/08/17 04:02

本誌が集計した7月度医師の新規処方ランキングは、第1位がジャヌビア(万有製薬)、第2位がエクア(ノバルティス)とDPP-4阻害薬が上位を占めた。次いで第3位はエックスフォージ配合錠(ノバルティス)と5-HT3(セロトニン)受容体拮抗型制吐剤アロキシ(大鵬薬品)がランクされた。


今回上位にランクされたアロキシは、大鵬薬品とスイスのヘルシン社とのライセンス契約に基づき大鵬薬品が国内での開発を行い、4月22日に発売を開始した。同剤は、血中消失半減期が約40時間と非常に長く、5-HT3受容体に対して高い結合親和性と選択性を有す。新規処方の理由についての回答をみても、既存薬と比べての有効性が高く評価されていた。


医師の自由回答 GE採用の方向性が顕在化


なお、医師の自由回答では、前月に引き続きジェネリック品の採用が増えている状況がうかがえる。主な意見としては、「7月1日をもってジェネリック品が多数採用された」や「診療報酬改定後も依然病院経営は厳しくDPC病院ではジェネリック品採用による収支改善の努力が進む」との見方も示されている。


一方、新薬の採用については、「エカードなど、合剤がたくさん発売され、採用に苦慮している」や「血圧の治療で合剤が増えている」など、配合剤の採用や選択をめぐる回答も多数見られた。


本調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から50病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはエムシーアイの協力により、内科系医師人についてインターネットより回答を得た。


調査データの詳細および臨床医・薬剤部のコメントはミクスOnlineに掲載しております。

 

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