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フランス医薬品庁 アクトスの処方一時中止を命じる

公開日時 2011/06/10 15:00

フランス医薬品庁(Afssaps)は6月9日、 武田薬品工業の2型糖尿病薬チアゾリジン誘導体アクトス(ピオグリタゾン)およびCompetact(ピオグリタゾン/メトホルミン配合剤)について、膀胱がん発症リスクをわずかに増大させる可能性があるとの理由で医師に対し処方一時中止を命じた。6月9日、複数外電が報じた。


Afssapsの決定は、フランスの健康保険組合が実施した「後ろ向きコホート研究」(2006年―2009年)による結果で、ピオグリタゾンにより膀胱がんのリスクがわずかに増大することが示唆されたため。しかし、Afssapsは、現在、同剤を服用している患者は医師に相談することなく中止すべきでないとしている。Afssapsは、今後については、現在、欧州で進行中のピオグリタゾンのリスク/ベネフィットの評価結果を待つという。
 

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