アステラスとUMN 細胞培養季節性インフルワクチン 治験薬接種完了
公開日時 2011/09/22 04:00
アステラス製薬はUMNファーマはこのほど、細胞培養による季節性インフルエンザワクチン「ASP7374」のフェーズ1/2で被験者全員への治験薬の接種が完了したと発表した。アステラスは、15年3月までの実用化を目指す。
このワクチンは異なる3種類の抗原からなる季節性インフルエンザHAワクチン。アステラスが、UMNから日本における契約プログラムの共同開発・独占的販売権を取得し、開発は主としてアステラスが進め、開発費用を全て負担している。生産は、UMNが行い、アステラス製薬が販売することになっている。なお、米国では同ワクチンをFDAが承認審査中。
細胞培養のH5N1ワクチン「ASP7373」も治験中で、現在フェーズ2。細胞培養ワクチンは、これまでの鶏卵を使用した製造法に比べ、半分程度の数カ月内の製造が可能になるといわれる。