沢井製薬は２月16日、これから本格化する花粉症について、後発品使用による患者負担に関する試算をまとめた。試算は薬代のみで３割負担の場合。そろそろ予防投与を開始して３か月間使用すると仮定して、第２世代抗ヒスタミン薬ロラタジンで先発品と後発品の差額が1080円（先発3240円、後発2160円）、点鼻薬フルチカゾンプロピオン酸エステルで差額1830円（同5310円、3480円）、点眼薬ケトチフェンフマル酸塩で差額1440円（同2430円、990円）――と試算した。

この点鼻薬と点眼薬は今回の１シーズンに各10本使用したと仮定したもの。10本使用とした理由について、沢井は「（ヒアリングした）医師の想定が10本であり、当社の見方として試算した」とコメントしている。