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協和発酵キリングループ ATL治療薬ポテリジオのコンパニオン診断薬を新発売 グループ初

公開日時 2012/05/08 04:02

協和発酵キリンは5月7日、再発・難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)治療薬ポテリジオ点滴静注(一般名:モガムリズマブ遺伝子組換え)のコンパニオン診断薬となる「ポテリジオテストIHC」「同テストFCM」を、同社100%子会社の協和メデックスが同日から新発売したと発表した。協和発酵キリングループとして、治療薬と、そのコンパニオン診断薬を手掛けるのは今回が初めてとなる。なお、ポテリジオ点滴静注は3月30日に製造販売承認を取得しており、現在、薬価収載手続きの段階にある。

治療薬とコンパニオン診断薬を組み合わせて使用することで、適切な患者に、適切な治療を提供する個別化医療に貢献できるとされている。

ポテリジオ点滴静注は、ATL細胞表面に存在するCCR4に結合し、ATL細胞を傷害して効果を発揮するもので、CCR4が発現している患者が適用となる。そのCCR4タンパクが発現しているか否かを今回発売された診断薬で検査し、投薬可能か否かを判断する。

ポテリジオテストIHCは、ATL患者のリンパ節や皮膚など組織を検体とした場合に使用する。ポテリジオテストFCMは、ATL患者の血液を検体とした場合に使用する。既に保険適用されることが決まっており、点数は1万点。

 

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