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12年10月度病院薬剤採用調査 トップはアポカイン皮下注

公開日時 2012/11/08 04:02

 ミクス編集部が行った2012年10月度病院薬剤採用調査によると、トップは7月に発売されたパーキンソン病治療薬アポカイン皮下注(協和発酵キリン)だった。アポカイン皮下注(一般名:アポモルヒネ塩酸塩水和物)は、患者自身が専用の注入器を用いて自己注射するドパミンアゴニストの皮下投与製剤。通常の薬物療法で十分な効果が得られない振戦、固縮、動作緩慢などのオフ症状を改善する。

2位にはプロトンポンプ阻害薬ネキシウム(第一三共)が、3位には単独の不活化ポリオワクチンイモバックスポリオ皮下注( サノフィ・アベンティス「現:サノフィ」)、腎細胞がん治療薬インライタ錠(ファイザー)が入った。インライタ錠(一般名:アキシニチブ)は、腎細胞がんに対する国際共同フェーズ3試験では、国内でも汎用されているチロシンキナーゼ阻害薬ソラフェニブを対照として初めて、主要評価項目にて有意な有効性が検証された薬剤。承認条件として、全例登録の使用成績調査は付いていないが、ファイザーでは納入にあたり、MRによる適正使用情報の提供とともに、その後の定期的な情報収集訪問を義務付けるとしている。
 

新規処方調査 新規処方トップは3カ月連続でアジルバ
 

医師の新規処方ランキングでは、高血圧治療薬アジルバ(武田薬品)が3カ月連続でトップ。他剤と比べた有効性を評価する声が多かった。第2位には抗血栓薬イグザレルト(バイエル薬品)、プロトンポンプ阻害薬ネキシウム(アストラゼネカ)が入った。イグザレルトは新規性が、ネキシウムは他剤に比べた有効性が評価された。第3位には、他剤に比べた有効性が評価されたCOPD治療薬オンブレス(ノバルティスファーマ)が入った。
 

調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から80病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師についてインターネットより回答を得た。                                                

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