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厚労省 医療用薬の新たな副作用で添付文書の改訂指示 

公開日時 2013/03/28 04:00

 厚労省医薬食品局は3月26日、医療現場で注意を要する新たな副作用が判明した医療用医薬品について、添付文書の改訂指示通知を日本製薬団体連合会に発出した。

この中で腎がんや肝がんに用いられるネクサバール(バイエル薬品)では、因果関係が否定できない症例としてネフローゼ症候群関連症例(蛋白尿含む)8例、低ナトリウム血症関連症例9例を確認できたとして、両症状を「重大な副作用」に追記することになった。

大腸がんに用いられるベクティビックス(武田薬品)では、QT延長または全身けいれんを伴う因果関係が否定できない症例として低マグネシウム血症関連症例5例を確認できたとして、「重大な副作用」に追記することになった。

また今回、副作用と疑われる敗血症で3例の死亡などが確認され、販売する田辺三菱製薬が2月に適正使用情報を発出していた抗ウイルス薬でC型肝炎に用いるテラビック錠について、「重大な副作用」のに敗血症」を追記。「臨床症状(発熱等)及び定期的な白血球分画、CRP値測定等十分な観察を行い、患者の全身状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと」と対応を促した。同剤についてはそのほか、「重大な副作用」「間質性肺炎」「消化管出血(下血、血便等)、消化管潰瘍」を追記する。

ワクチンについても取り上げ、子宮頸がんワクチンのサーバリックス(グラクソ・スミスクライン)では、因果関係が否定できない症例として急性散在性脳脊髄炎関連症例3例、ギラン・バレー症候群関連症例5例を確認できたとして、「重大な副反応」に追記することになった。
 

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