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日本で最も賞賛される製薬企業2012年度版 トップは武田薬品とノバルティス

公開日時 2013/04/12 04:02

医薬品事業に関するコンサルティングなどを展開するインターナショナル・アライアンス社はこのほど、企業イメージ調査「日本における最も賞賛される製薬企業」の2012年度版をまとめ、総合順位のトップは同率で武田薬品とノバルティスだったと発表した。武田薬品は同調査開始以来、14年連続トップ。ノバルティスは09年度以来の2度目のトップ獲得となる。3位はアステラスとグラクソ・スミスクライン(GSK)、5位が中外製薬、ファイザー、MSDだった。

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調査は2012年11月~12月に実施した。調査対象は製薬企業や医薬品卸の管理職、社員、その他薬品事業に関連する人で、有効回答数は約110。方法は調査票を郵送し、メールかFAXで回答を得た。調査では内資系・外資系の企業30社を列挙し、▽経営の質▽製品の質▽潜在的成長性▽新薬創造能力▽開発の質▽MRの質▽将来の利益性――の7項目について5段階評価(非常に良い(5点)、良い(4点)、平均的(3点)、悪い(2点)、非常に悪い(1点))してもらい、平均点を算出した。回答者は全企業、全項目に答える。

全7項目の平均となる「総合順位」では、首位の武田薬品とノバルティスが5点満点中3.9点、3位の2社が3.8点、5位の3社が3.7点――で、上位は0.1ポイントの差で拮抗するランキングとなった。前年11位のMSDは今回5位にランクアップ。前年5位のエーザイは9位となった。

項目別にみると、「経営の質」のトップ3は武田薬品、アステラス、エーザイと内資系3社。上位10社でみると、内資系、外資系が5社ずつとなっている。「製品の質」では、6社が同率1位で、武田薬品のほかは外資系5社との結果だった。「潜在的成長性」では、トップはノバルティスとGSK、そしてトップ4社で見てもすべて外資系となった。5位は武田薬品。「新薬創造能力」では上位10社中7社が外資系企業で、トップからノバルティス、GSK、MSD――となっている。「開発の質」では、上位4社の武田薬品、ノバルティス、GSK、中外製薬は3年連続ランキングに変動なし。

一方、「MRの質」では、武田薬品が調査開始以来の14年連続トップを守った。前年調査と同様に上位4社は内資系が占めた。「MRの質」以外の項目では外資系の躍進が目立つが、MRについてはこれまでと変わらず内資の強さが垣間見える結果となっている。なお、DPP-4阻害薬ジャヌビアが好調なMSDは今回、トップ10入りした。

「将来の利益性」では前年1位だった中外製薬が6位に下がり、今回1位はノバルティスとなった。協和発酵キリンと大塚製薬がトップ10入りした。

【訂正】上記の記事中で文章が一部、脱落していました。下線部を追記しました。

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