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塩野義 新規の抗インフル薬ゾフルーザ錠を新発売

公開日時 2018/03/15 03:52

塩野義製薬は3月14日、新規の抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザ錠10mg、同20mg(一般名:バロキサビル マルボキシル)を同日に新発売したと発表した。錠剤を1回服用するだけで治療が完結するため、利便性が高く、良好なアドヒアランスが期待できる。ウイルス増殖の初期段階に作用し、ウイルス増殖を抑える新たな作用機序のため、耐性ウイルスへの効果も期待されている。

ゾフルーザ錠は塩野義が創製したキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬と呼称する新しいクラスの薬剤。

薬価は10mg1錠が1507.50円、20mg1錠が2394.50円。用法・用量は、成人及び12歳以上の小児には20mg錠2錠を、体重80kg以上の患者には20mg錠4錠を、単回経口投与で用いる。12歳未満の小児にも、体重に応じた用量で、単回経口投与で使える。

ゾフルーザ錠は、一定要件を満たす革新的新薬として厚労省から先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、承認申請から約4か月後の2月23日付けで承認された。同制度対象品目の目標審査期間は6か月であり、目標からも2か月早い承認となる。そして、承認から1か月足らずの3月14日付で薬価が緊急収載され、塩野義は即日発売した。新規のインフルエンザ治療薬であることが今回の迅速な審査、薬価の緊急収載、即日発売の理由。

■4月1日改定後の新薬価は現行薬価と同額 新薬創出等加算が適用

18年4月1日には薬価基準の全面改定があり、ゾフルーザ錠も薬価改定が行われる。3月13日付の官報で4月1日以降の新薬価が告示され、4月1日以降も現行薬価(=3月31日までの薬価)と同額となることがわかった。

薬価算定ルールに基づくと、ゾフルーザ錠は、薬価改定のベースとなる薬価調査結果のない品目のため指数処理される一方、新薬創出等加算が適用される。この結果、現行薬価と新薬価が同額となった。

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