GSK 新たな育児・看護特別有給休暇制度を導入 最大18週間分の有給休暇付与で育児・看護をサポート
公開日時 2023/06/16 04:51
グラクソ・スミスクライン(GSK)は6月15日、新たな育児・看護特別有給休暇制度を開始すると発表した。育児特別有給休暇を18週間分(90営業日分)、看護特別有給休暇を4週間分(20 営業日分)100%有給とすることで、安心して育児・看護休暇を取得しやすくすることが目的。新制度は勤続年数に関係なく入社直後でも取得が可能となる。
育児特別有給休暇は、2023年4月1日以降に出生する子供を養育する社員(母親、父親)とも子供が2才になるまでの間、18 週間分(90 営業日分)の特別有給休暇を取得することができる。また、産後休暇(8週間の法定休暇)、育児休職に追加してこの特別有給休暇を取得できる。一方、看護特別有給休暇は、2023年4月1日以降、家族の終末期を看取る、もしくは深刻な健康悪化状態にあって看護する場合は、4週間分(20営業日分)の特別有給休暇が取得できる。なお、同性婚・事実婚は問わず、すべての社員を対象としている。
両制度は 4月に運用を開始した。同社によると、5 月末時点で育児特別有給休暇取得者は5人(男性3人、女性2人)、看護特別有給休暇取得者は3人(男性2人、女性1人)。同社は新制度導入の狙いについて、1週間毎の分割取得が可能なため、育児や看護の状況に応じて特別有給休暇を取得しやすい環境を整えた。さらに、性別にかかわらず育児特別有給休暇を取得しやすくすることで、職場と家庭の両方において男女がともに貢献できる職場風土を醸成したいとの考えだ。こうした取り組みを通じ、「多様性、受容性、公平性を重視するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を推進したい」としている。