地域をあげたインフルエンザ治療の体制構築が急務
公開日時 2009/07/31 00:00
新型インフルエンザ─第2波への備え国立感染症研究所感染症情報センター岡部信彦センター長警戒水準が世界保健機関(WHO)によって「フェーズ6」に引きあげられ、いまや世界的に感染拡大の“軽減策”へと対策が切り替えられている新型インフルエンザ。今冬には国内でも現在の南半球同様、大規模な“第2波”の到来が予想されており、例年をはるかに上回る患者数とともに、それに伴う重症例の増加も懸念される。国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長は、季節性インフルエンザでも流行期には患者で溢れ返る医療現場にとって、「弱毒だからといって“並み”のインフルエンザとはいえない」との見方を示す。Q,新型ウイルスの臨床上の特徴は?岡部これまでの情報によると、新型インフルエンザウイルスがヒトに感染したときの症状に...