タバコの次はソーダ?
公開日時 2009/11/09 04:00
ソーダなどの加糖ドリンクに目的税を課し、深刻なアメリカの肥満問題を解決し、税収はアメリカの医療改革の財源とすべきか否か?いわゆる”ソーダ税”の議論が白熱しそうです。カリフォルニア州などで検討されながらも実現をみていない議論を再燃させたのは「(ソーダ税の導入は)一考に値する」とのオバマ大統領のひとこと。たちまち各方面で賛否両論を喚起しました。(メディカル・ジャーナリスト西村由美子)課税の基本的な考え方はたばこ税と同じ。高い税金を科して価格を引き上げ、その結果甘いドリンクへのアクセスを減らすことで国民の糖分摂取を減らして肥満の改善に貢献し、一方では、それでも甘いドリンクの摂取を続ける人たちにはペナルティとして医療費分を負担してもらおうではないかというものです。この場合、問題は肥満の原因となること...