プロジェクトマネジメントの観点から
公開日時 2010/12/28 00:00
すべての開発段階で日本を国際共同開発の中心へ日本におけるドラッグ・ラグには大きく2つのケースが考えられる。ひとつは海外市場で既に発売されている新薬が、日本では未発売のケース。もうひとつは、海外で開発段階にあるものの、日本が海外の開発スピードについて行けず、結果、将来にドラッグ・ラグが生じてしまうケースである。現在は前者の日本未発売のケースにより関心が集まっているが、後者の将来起こり得るドラッグ・ラグにも今から取り組まなければ、日本は永遠にドラッグ・ラグを解消できない。短期連載の最終回では、将来のドラッグ・ラグを回避するためのアストラゼネカ株式会社の取り組みを紹介する。「国際共同試験への日本の参画こそが、ドラッグ・ラグの短縮に最も大きく寄与する重要な取り組みである」―アストラゼネカ研究開発本部...