【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

武田薬品 米URLファーマを8億ドルで買収 米国事業基盤を強化

公開日時 2012/04/12 04:00

武田薬品は4月11日、痛風領域に強みを持つ米国URL Pharmaを8億ドルで買収することで合意したと発表した。6月までに買収を完了する見込み。武田薬品は米国で約40年ぶりの慢性期の痛風治療薬Uloric(一般名:フェブキソスタット)を2009年から販売しており、今回の買収で痛風領域フランチャイズの強化につなげる。

また、武田薬品は米国市場で、主力品のひとつのPPIプレバシド(同ランソプラゾール)が09年11月に特許切れし、今年8月には主力品の糖尿病治療薬アクトス(同ピオグリタゾン)も特許切れを迎える。今回の買収は痛風領域の強化とともに、主力品特許切れによる米国売上の落ち込みを一部でもカバーし、米国事業基盤を強化する目的もある。

URL社の11年売上は約6億ドルで、このうち09年発売の痛風の予防及び急性期の治療薬であるColcrys(同コルヒチン、米国薬局方)の売上が4億3000万ドル強を占める。Colcrysの主成分は過去からあるものだが、同社が臨床開発しなおし、用途特許など複数の特許が2029年まである。Colcrysは12年に5億5000万ドル超の売上が見込まれる成長中の新薬という。なお、米国の痛風患者は増加しており、現在の患者数は800万人超とされる。

URL社の従業員数は約880人、このうちコントラクトMRが350人と公表されているが、MRの総数は明らかではない。武田薬品による買収後は、武田薬品の米国販売子会社の武田ファーマシューティカルズUSA(TPUSA社)と統合する。TPUSA社のDouglas Cole社長は「痛風に苦しむ患者、そして医療関係者にUloricとColcrysという二つの異なる治療オプションを届けたい」とコメントした。


 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(1)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー