タブレット端末利用したディテール 大塚MRが最も多く MCI調査
公開日時 2012/09/13 04:02
製薬企業のマーケティング支援を行うエム・シー・アイはこのほど、iPadなどのタブレット端末を用いたディテール活動状況をまとめた。医師3038人に対して、MRディテールの際にタブレット端末を使っていたかどうかを聞いたところ、タブレット端末の利用割合が高い上位5社は、トップから大塚製薬、武田薬品、日本イーライリリー、ヤンセンファーマ、Meiji Seikaファルマ――だった。
調査は、製薬企業サイトやその他医療関係企業サイトを閲覧している医師を対象に、インターネットで実施した。調査期間は7月25日~8月6日。有効回答者数は3038人。
医師に、定期的に訪問のあるMRの所属企業とともに、タブレット端末を利用したディテールを受けたことがあるかどうかを聞いた。タブレット端末を利用したディテールの割合を算出したところ、トップの大塚が35.7%。次いで武田が25.9%、リリーが25.7%、ヤンセンが20.0%、Meijiが18.4%――だった。
利用割合が6位以下の企業は、アステラス製薬(15.9%)、アストラゼネカ(15.2%)、第一三共(14.7%)、グラクソ・スミスクライン(14.7%)、エーザイ(14.4%)、ファイザー(13.1%)、バイエル薬品(12.1%)、中外製薬(12.0%)、ノバルティスファーマ(10.5%)、田辺三菱製薬(10.1%)――で、田辺三菱までの15社で利用割合が10%以上だった。
エム・シー・アイは四半期ごとに「医師版マルチメディア白書」を発刊している。この調査結果は9月最新号に掲載している。